近年注目を浴びているマリンスポーツ、SUPをご存じでしょうか、本記事ではSUPについて興味がある方向けにSUPの説明、ボードの種類、SUPを楽しむに当たっての推奨品等を紹介しています。是非一読ください。
SUP(サップ)とは?
SUPとはStand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)の略称であり、ボードの上に立ちパドルをこいで水面を移動するマリンスポーツです。競技、ダイエット、遊びと多様な用途があります。老若男女、体重なども気にせずに誰でも楽しむことができるのが特徴です。オールシーズン楽しめますが、比較的気候が落ち着いている5~10月がSUPを楽しむ季節としてはねらい目でしょう。
SUPボードの種類と選び方
SUPボードは素材の違いで主に、ハードボードとインフレータブルボードの2種類があります。SUPをする目的に応じてボードを選びましょう。
ハードボード
ハードボードはその名の通り、木や竹で作られており表面の硬さが特徴です。長距離移動、スピードを出したい人に向いています。また、ボードコントロールしやすいため競技用にもおすすめです。
デメリットとしては、ボード本体を折り畳めないため、車の格納場所が確保する必要があります。また、表面を傷つけてしまった場合に、ぶつけた箇所から浸水してしまうリスクがあるため注意が必要です。
インフレータブルボード
インフレータブルボードはビニール系の素材から作られており、空気を入れて使用するボードです。
空気を抜いた状態であれば、コンパクトに折りたためるためバッグに入れた状態で持ち運べます。旅行先など車移動に制限されないため、レジャー目的でSUPを楽しみたい人におすすめです。カメラマウントが装備しているものもあるため、水面からの綺麗な景色を撮影できます。
SUP用のパドル
パドルはブレード(入水部分)、グリップ(上の手で握る部分)、シャフト(ブレードとグリップの間の棒部分)で構成されており、加えて素材による違いもあります。
パドル性能に直結するためブレードのサイズ・形とシャフトの硬さ、太さ、素材は非常に重要なパラメータです。
ブレードサイズは細長いタイプのものと幅広タイプのものがあります。 細長いタイプは一定の回転数で焦げるためレース向きとなり、幅広タイプはそのばで加速できるためスピードを出したい人におすすめです。
シャフトの硬さ、太さは漕ぎやすさに直結します。シャフトが硬いことで、しっかり漕ぐことができるためスピードに繋がります。ただし、シャフトが固いパドルは漕ぎ切るのが難しいため、初心者の方はこぎやすい柔らかめのものを選ぶと良いでしょう。太さに関しては自分の手のサイズにあうものを選びましょう。
素材は値段とシャフト高度に直結します。安価な素材は、アルミやプラスチックですが、その分耐久性が低く、重量がある何点です。軽量でシャフトが固めの素材はカーボンですが、高価な素材を使用しているため、アルミやプラスチックと比較して値段が高めになります。
SUPを楽しむための推奨品
本章では、ボードとパドル以外でSUPを安心して楽しむにあたり必要なアイテムを紹介します。
ライフジャケット
ボード破損時、陸からの距離が離れている場合、救助を待つ、もしくは自力で陸まで移動しなければなりません。いずれにしてもライフジャケットの有無で生存率は大きく変わります。また、ライフジャケットは防寒機能があるため、急な雨などで体温低下になるリスクを抑える点でも着用推奨です。
リーシュコード
リーシュコードは水上で転倒した際にボードが体から離れて行かないようにするための流れどめです。ボードを紛失するリスクを抑えるためにも装備しておきましょう。
通信装備
スマホもしくは携帯電話を防水パックに入れた状態で装備します。他のSUPメンバーとの意思疎通、緊急時の連絡手段として使用します。
ウェア
Supの体験ツアーでは、ボードやパドルなどの道具類はレンタルしてくれる可能性がありますが、ウェアに関しては自分で用意する必要があります。supの基本服装は下記の通りです。
・ラッシュガード:日焼け対策、体温低下を防ぎます。
・水着:インナーとして履きます。
・トレンカ/レギンス:素足の露出を防ぎ怪我対策で着用します。
・ボードショーツ/サーフトランクス:ゆったりでザインであればヒップラインをカバーできます。
・マリングローブ;怪我の防止対策で着用します。
・マリンシューズ:移動中の怪我防止のために着用します。
夏は紫外線・日焼け対策、冬は保温対策と、季節に応じてウェアを選択しましょう。
水筒
熱中症や脱水症状対策として、こまめに水分補給するために水筒持参をお勧めします。
SUPで楽しめること
様々な用途で楽しめるSUP、本章では具体的な方法を紹介します
SUPヨガ
SUPヨガとは文字通り、SUPボード上でヨガをするエクササイズ系アクティビティです。安定した地面ではなく不安定なボード上でヨガを実践することで地上よりも体感を鍛え、高いフィットネス効果が実感できます。小学生からも体験できるSUPヨガを開催しているところもあるため、家族でも楽しめることでしょう。
SUPフィッシング
SUPフィッシングはボード上から釣りができるため、岸からでは届かないポイントで釣りを楽しめるメリットがあります。ボートや船を手配する必要がないため手軽なのも魅力の一つです。
ナイトSUP
ナイトSUPはボードにLEDライトを装置し、夜のクルージングを楽しむ新しい遊びです。LEDライトの光源をカラフルにすることで、水面が様々な光に覆われ幻想的な空間を楽しめます。
まとめ
本記事では、オールシーズン楽しめるマリンスポーツSUPについて、ボード、パドルの種類、遊び方等をご紹介しました。船やボート以外での水上で移動できるSUPは、年齢、経験問わず誰でも楽しめ、水面からの景色は日々のストレスから解放してくれます。はじめての方はまず体験してみてはいかがでしょうか。